LIFE POSITION
LIFE POSITION 葉山 倖成
青い表紙に惹かれて購入しました成
タイトルが英語なので、翻訳本かな、と思いましたが、日本人が書いています。
心に残った文章はたくさんありましたが、
一番は、人には役割というものが与えられていて、その役割基づいて、それを軸にして生きていく、という強いメッセージ です。
そして、仕事はあくまで手段であって、人生をよくしてくれるそのものではない、
という筆者の考えに触れて、私の中で仕事の位置づけが変わりました。
▶人の役割とは何か
私の言葉で言うと、個々人の個性、と言ってもいいかもしれません。
例えば、今話題の 大谷翔平選手 を例に出すと、こんな感じではないでしょうか。
大谷選手と言えば、二刀流や、圧倒的バッティング、ホームラン、盗塁、などのイメージがあると思います。
彼のすごいところは、マルチにいろいろなことができることですよね。でも、その背景には何があるか、そこが鍵となっているのではないかと思います。
運までも味方につける徹底的な自分磨き
ではないでしょうか。
目標を達成するための方法として、マンダラートなんかも流行りましたが、その一角には、運、の欄もあったと言われていますよね。
徹底的に自分を磨くことの良さについて示すことが、大谷選手の役割なのではないかと思っています。
ここで、付け足しておかなければならないのは、あくまで、私にとっての大谷選手の役割である、ということです。
人によっては、夢は叶うことを示してくれた、とか、貪欲になることの大切さを教えてもらった、と感じている方もいると思います。
もちろん、自分が感じたことが一番です。
まとめると、
職業等の名前のついた役割ではなく、その肩書をとってもなお、残り続けるその人の人となりがその人が他の人に与えるべき役割、ということです。
▶仕事は人生をよくしてくれるものではない
これは、なかなか私に響きました。
やりがいがないから、
職場の周りの人はやる気がなくてモチベーションが低くてやってられないから、
給料が仕事内容に合ってないから
仕事が自分に合っていない気がするから……
そんな理由で、転職をしようとする人がいると思います。私も偉そうなことは言える立場ではありません。そういう考えでした。
著者は、仕事は人生を豊かにする手段、幸せになる手段であって、仕事そのものが自分を幸せにしてくれたり、生きがいになってくれたりするわけではないですよ、ということを伝えてくれています。
本当にその通りです。
仕事が生きがいだ、と胸を張って言える人は、日本に1%ぐらいか、それ以下ではないかと思います。そのぐらい、自分にぴったり合った職業はないのです。
人生の目標は幸せであって、幸せに向かうために他人に貢献したい、という点で仕事を手段にする。そういう考え方や働き方が最もなのかもしれません。
最後に
私はこの本をスタバの2階席で、一気読みしました。内容が深いい割に、さくさくテンポよく読めて、読後は生き方が変わることと思います。本当におすすめの本です。
葉山 倖成(はやま こうせい)さん、他の本も出していたらぜひ読みたいです。